診察スケジュール
 
9:00〜12:00 ×
14:00〜17:30 × ×
祝祭日は診療します
INFORMATION
外来診療について
肺、腹部、骨のレントゲン、心電図、血液検査、尿検査、超音波検査などを行い、総合的に心身を診ております。どんな病気の方でも気楽にご相談においでください。広い点滴スペースがあり、通路をへだてて薬局もあります。買い物ついでにお立ち寄りください。
入院が必要な時は、軽症のかたでご希望があればいの町内の病院に、高度医療が必要なら高知市内の専門医の病院に速やかに入院を手配しております。安心しておいでください。
特定健診、予防注射、各種健康診断は随時おこなっています。詳細はお電話にて問い合わせください。
とんぼ院長の目
7月になりました。今年は雨が多くうっとうしい日は続いています。
今のような蒸し暑い日は血圧が下がりやすいです。私は血圧が低めのため良く立ち眩みがします。過去4回血圧が下がって失神したことがありますが、いずれも6月でした。立ち眩みがある時は血圧を測ってみたらいいです。上が100以下なら脱水の可能性があります。水分を十分とってみてください。降圧剤を飲んでいてそれでも上がらないなら降圧剤を減らすとよいです。今が一番血圧が下がる時期です。冬は上がります。以前と比べると血圧を低めにコントロールするようになったので下がりすぎることも良くあります。上手く薬を加減することです。一般には高圧利尿剤から減らすことが多いですが、原発性アルドステロン症の方は利尿剤でも抗アルドステロン剤は減らさずそれ以外の降圧剤から減らしたらいいでしょう。わからない時はかかっている先生に相談すればいいです。
水分不足で膀胱炎になる女性の方が多くなる時期でもあります。水分を摂っていても排尿間隔が伸びてきたり尿の色が濃ゆくなってきたら脱水です。あわてて水分を摂りましょう。排尿を我慢しないことも大切です。
一番は脱水で具合が悪くなることを防ぐことです。脱水すると血栓の原因になり、脳梗塞や心筋梗塞になることがあります。よくあるのはふくらはぎ等の筋肉が痙攣します。
汗は意外に大量に出るものです。体が濡れるくらい出た汗は500-1,000mlだそうです。夏に日向で仕事をする方に伺ったら飲む水分は5lといわれた方がおいでました。このように大量に水分を摂る場合は水に少量塩を入れる必要があります。1lに1gと言われています。大体5lのやかんに1つまみ位だそうです。塩が多いと逆に口が渇きます。少量の塩が無いと体に水分が残らず、すべて尿となって出てしまいます。日本人の食塩摂取量は多いので、少量の水分の場合は塩を入れる必要はないです。スポーツドリンクは砂糖が多いので水分補給だけの目的には好ましくないでしょう。
脱水後水分を摂っても意外に十分でないこともあります。私が運動した時、運動中や帰ってきてからもしっかり水分を摂って、きちんと尿も出て大丈夫と思っても、夜体重を測ったら0.5-1kg減っていることがしばしばあります。500-1,000ml水分を失ているのです。なぜかは良くわかりませんが、私はどちらかというと塩分摂取量が少ないので、水とともに摂る塩分が足りないのか、水が筋肉に行き渡るのに時間がかかるためかなあと思っています。要注意です。
熱中症にも要注意です。いくら水分を摂っても暑いと熱中症になります。エアコンや扇風機で体を冷やしたうえで水分を十分摂りましょう。とくに扇風機だは水分を多く失うので十分水分を摂ることです。筋肉のけいれんには芍薬甘草湯が有名ですが、体が焼けてしんどい時は白虎化人参湯、水分を失ってしんどい時は五苓散、脱水後しんどいのが続く時は清暑益気湯等も有効です。(7月1日)

8月になりました。
連日猛暑が続いています。熱中症にお気をつけください。いくら水分を摂っても暑いめにあったら熱中症になります。また大量の水分を摂る時は少量の塩分を補充してください。水だけだと体から出てしまい脱水の治療になりません。また極端に大量の水だけを摂ると血液のナトリウムが下り水中毒となります。塩は1lに1gです。5lのやかんに1つまみだそうです。また冷たいものを摂りすぎて下痢をしたり食欲が落ちたりしんどくなったりする方も多いです。体の外から冷やすのはいいですが、中から冷やすのは良くないです。
先日背中を触っていて腰骨が1本飛び出ていることに気づきました。一生の中で一番骨塩が多くなる中高校生時代にあまり運動をしてなかったので骨粗しょう症が早く来て圧迫骨折は起こり始めたのか心配になりレントゲンを撮ったところビックリ。第23間の椎間板が消失して第23腰椎が癒合していました。症状は無く古い変化だとは思いましたが専門家の意見をうかがうべく、同級生の高島整形外科の高島先生に診ていただきました。椎間板ヘルニアとは違う原因で椎間板が壊れ第23腰椎が癒合したのであろう、手術でくっつけたようにずれもなくきれいに癒合して椎間孔も保たれているので症状がなければ心配ないとありがたいお言葉をいただきました(笑)。
10年位前かかと落としをして腰が痛くなったことがありました。自転車にまたがるのもつらい程の痛みでしたが100km位自転車に乗って帰ったら痛みが軽くなっていたので、それを繰り返していたらいつの間にか痛みは良くなりました。
前屈で椎間板が後ろに突出して痛む椎間板ヘルニアとは違いかかと落としは垂直に荷重がかかるため痛めた椎間板は均等に四方に広がりずれることなく第23腰椎が接したのだろうと思います。自転車に乗ると長時間背中をまっすぐな姿勢に保って腹筋と背筋を鍛えるので、鍛えた筋肉がコルセットのように骨を保持してずれずに癒合したのかなと思います。
私の亡き祖母は能の名手でよく自宅の2階で能を舞っていました。高齢になり寝たきりになるまで背中は真っすぐでしたが、背骨は脊椎カリエスのためガタガタで左右にうねっていました。しかし姿勢はずっと真っすぐでした。能を日常的に舞うことにより腹筋背筋を鍛えていた賜物です。
皆様いくつになっても体を鍛えましょう。背筋を伸ばして颯爽と大股で闊歩できる筋肉をつけると若々しく、実際に老化を防いでくれます。(8月1日)

9月になりましたが、まだまだ暑い日が続いています。皆様大丈夫ですか?夏の間冷たいものを摂りすぎているとこの時期食欲が落ちたりしんどくなったり、いわゆる夏バテの症状が出てしまいます。アイスクリーム等の冷たいもの、スイカ等の夏の果物は体を冷やします。体の外から冷やすのはいいですが、体の中から冷やすと体調を崩してしまいます。お気をつけください。夏バテでしんどければ夏バテの薬を取りにおいでください。
適応障害(はっきりした原因があり原因を取り除くと比較的早期に回復するもの)やうつ病による抑うつ状態でおいでるかたが多いです。若い方やだ男性の方で2‐3回来られて少しよくなった後診察に来られなくなる方が結構おいでます。
先日警察から亡くなっていた(おそらく自殺でしょう)方がおいでた、その方はうちのクリニックの診察券を持っていたので病歴を教えてほしいとの電話がありました。カルテを見てみると4年前に3回診察に来られて少し楽になったと言われその後診察においでてなかったです。その後どうだったかは分かりません。おそらく治療を中断してしばらくは良かったでしょうが、薬の効果が切れてくると少しずつ調子が悪くなり、悪くなったら病院に行く気力も無くなり、すごくつらくなり死にたくなり、つらさから逃れるため自死してしまったのでしょう。うちのクリニックの診察券を持ってくださっていたというのは診察に行く気が少しはあったということでしょう。なんとか来てくださっていれば結果は変わっていた可能性があったのにと悔やまれます。
うつでクリニックを受診された方は最初強い不安感をお持ちのかたが多いです。不安感が強く色々と苦痛を訴えられます。ゆっくり全てを受け止めてさしあげないといけないのですが、十分お話を聞く時間が取れずはっしょってしまうことも多く心苦しく思っています。
不安感が強いとちょっとした体調の変化や薬の副作用で余計に不安になることが多いです。このため治療開始時は気を使い少しでも不安感を与えないように工夫します。不安になり治療を続けられなかったり、薬を減量せざるを得なくなり治療が停滞してしまうことを避ける必要があるためです。このため治療開始時はこまめに診察をして調子に応じて薬を調整すべきなのですが、遠方のためか診察にくるのもしんどいためか(その気持ちはよくわかりますが)薬を長期間出すようご希望される方が多いです。このため工夫をして少しずつ増やすように処方することが多いですが、本来は症状を見ながら調整していくべきなので稀に上手くいかないこともあります。
診察にきて同じ薬を1か月位服用すると良くなるのではないかと思われている方が多いようで、最初から薬を1か月分ご希望される方が多いです。薬はその方の症状に応じて少しづつ増量、変更していき元のお元気な状態に戻ることを目指します。そのため最初はこまめに診察に来て薬を漸増したほうが上手くいくことが多いです。
また薬を使うと直ぐ良くなると期待されている方も多いです。つらい状態から早く解放されたいお気持ちはよくわかりますが、早く効く薬でも効きだすのに1週間はかかります。普通の抗うつ薬は3‐4間かかって効いてきます。このため早く良くしようとすると早く薬を増量する必要があるのですが、あまり早く増量しすぎるとイライラ、ソワソワしてしまうことがあります(アクチベーション症候群)。大多数の方は良くなるので少し焦らず良くなるのを待っていただきたいです。あまりにも焦燥感が強い場合は抗精神病薬を使います。
逆に薬を使ってあっという間によくなる場合は躁うつ病(双極性障害)を疑います。うつがすっきり良くならない時も躁うつ病を考えます。その時は治療を変更します。
うつ状態は治りにくいですし再発しやすいです。治療をして良くなり半年を経過して治療を止めた場合6割の方はそのまま良くなっていたというデータはあるそうです。その場合も4割の方は悪化したということですから再治療して経過を見ながら何時治療を終了するか探るることになります。焦ってはいけません。上手くうつと付き合いながら治療終了を目指すのです。完全に治療を止めるのではなく休薬していても症状が少しあれば早めに治療再開して悪化させないように上手く付き合ている方も多いです。うつで苦しかったことが頭から離れずなかなか薬を中止できない方もおいでます。そういう方には時々薬を休んでみたらとお話しすることもあります。そうして日常生活支障がないようにすることが大切と思います。
調子に良い状態が続くといろんなことが出来だして自信がついてきて、物事のとらえ方が変わり、前向きになってきて回復してくるのだろうと思います。薬や医者は患者さんが回復してくるのをお手伝いしているのだろうと思っています。(9月1日)