診察スケジュール
 
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14:00〜17:30 × ×
祝祭日は診療します
INFORMATION
外来診療について
肺、腹部、骨のレントゲン、心電図、血液検査、尿検査、超音波検査などを行い、総合的に心身を診ております。どんな病気の方でも気楽にご相談においでください。広い点滴スペースがあり、通路をへだてて薬局もあります。買い物ついでにお立ち寄りください。
入院が必要な時は、軽症のかたでご希望があればいの町内の病院に、高度医療が必要なら高知市内の専門医の病院に速やかに入院を手配しております。安心しておいでください。
特定健診、予防注射、各種健康診断は随時おこなっています。詳細はお電話にて問い合わせください。
とんぼ院長の目
1月になった途端に大きな地震がおこりました。明日は我が身です。皆様対策をお忘れなく。
インフルエンザや新型コロナウイルス感染の方が多いです。嘔吐下痢や溶連菌感染、アデノウィルス感染も多いです。
正月休みは患者さんが重なりますし、休み中に悪かったかたが殺到するので混み合います。待ち時間が長くなり申し訳なく思っています。特に新患でゆっくり話を聞くべき方にも時間が取れなくて心苦しいです。ご容赦ください。
今のところ高熱の方も大青竜湯などで速やかに軽快しています。その後肺炎や咽頭炎などの細菌感染になるかたが時々おいでます。最初のウイルス感染が良くなりかけてから再び悪化したときは疑わしいです。早めに医療機関にかかることです。
時々漢方を飲めないかたがおいでます。一般にそのかたの状態にあった漢方は、すごく苦い薬でも飲みづらいということはあまりないようです。子供さんは飲みなれてないものを嫌うので仕方がないですが、親がきちんと飲むように勧めたら飲んでくれることが多いです。飲みやすいように砂糖などを使ってもいいです。親が飲むことに熱心でなければ子供も飲んでくれません。最近は良く効くことが知られてきたのであまり苦労はなくなりましたが。飲みなれると自分から漢方を求めることもよくあります。もしすごく飲みづらいならそのかたの状態に合ってない可能性が大です。いくつか選択肢がある時は飲みやすいほうが効く可能性が高いです漢方は合えば良く効きますが、合わすのが難しい面があります。(1月18日)

2月になりました。今日は異常に暖かいですが、また寒くなりますのでご用心ください。正月明けはすごく混み合って待ち時間が長くなりご迷惑をおかけしました。
いまはB型インフルエンザと新型コロナウイルス感染が多いです。どちらもあまり重症でない方が多いです。
特に新型コロナウイルス感染は軽症化してきて熱のない方も見られますので、症状のない不顕性感染に方も多いと予想されます。大青竜湯のような強い薬を使わなければいけない方はほとんどいなくなりました。ウイルスが弱毒化しためか、何回もしたワクチンの効果なのか、感染が蔓延しているため抗体が低下する前にどこかで感染して症状はないがその感染がワクチン効果となって抗体価を維持しているためでしょう。一番最後の理由が最も考えられます。そうなる新型コロナウイルス感染でも従来型と変わらなくなってきているのだと思われます。
感染しても恐れる必要はないでしょうが、今のところ5日間仕事や学校にいけないのが困るでしょう。そのうちにそんな規制もなくなると思います。血液内科をやっている息子に聞くと今でもリンパ球の無い方は肺炎を起こして亡くなるとのことです。免疫抑制剤や強い抗がん剤を使っている方は要注意です。
高熱が出ていた時でも第青竜湯などで1-3日で解熱していたのですから、これから余り効かずバカ高い抗コロナウイルス剤は使うことはないでしょうし、有料化されるワクチンを接種する方もほとんどいなくなるのではないでしょうか。もちろん免疫の低下したハイリスクの方は必要でしょう。(2月1日)

3月になりました。菜の花が咲いていますが、寒い日もあり三寒四温です。まだ正月休みの影響で患者さんの受診が重なってが多い日があり、待ち時間が長くてご迷惑をおかけしています。
インフルエンザと新型コロナウイルス感染症は少し減ってきた印象です。喉の痛みの風邪と、熱が出て腹痛、下痢、嘔吐の風邪はあいからず多いです。
精神的な問題で受診された方で、初診時に長期間の薬の処方を希望される方がおいでます。待ち時間が長くて大変なことはわかりますが、少しづつ薬の効き具合を見ながら増量する必要があります。この状態に使う薬は効きが遅いため少しづつ、しかも速やかに増やす必要があります。最初から強い薬を処方すると飲めないことがあり、弱い薬で始めて少しづつ速やかに増量する必要があるのです。可能なら完全に良くなるまで増量して、良くなったら半年以上は続けてもらう必要があるため、長期に処方をします。その後薬を減量、中止するかは患者さんと相談して決めます。
ベンゾジアゼピン系薬剤は原則的に使いませんので、依存性が問題になることはありません。他院でベンゾジアゼピン系薬剤を処方されてきた方はできるだけ減量、中止していますが、依存性のためなかなか中止できずいつも苦労しています。必要悪で止むを得ず使うことはまれにありますが、中止に苦労するので、できたら使いたくないです。
以前は高知では冬に精神的に悪くなる方は少なかったのですが、最近は多いです。北国では冬季うつが多く日照時間が短いためと言われていますが、高知の冬は晴れ続きだからでしょう。最近冬のうつが多いのは、スマホの影響ではないかと感じます。ベストセラーになった「スマホ脳」にあったようにスマホだけでもうつが増えると言われていますが、暗い部屋にこもって長時間スマホを見るのが良くないのではないでしょうか。私は時間を取られるのがいやで、あえてスマホを持っていませんが今のところ不自由せず生活できています。必要な情報はパソコンで取れますし、通信費が安くていいです。皆様も一度考えてみてもいいかもしれません。(3月1日)

4月です。桜がきれいに」咲いています。
先日うちのクリニックにかかっていた方が自殺されていたとのことで警察から問い合わせがありました。カルテを見てみると3ヶ月前に受診され、うつで治療をして、2週間後大分楽になったとのことで、薬を増量して2週間分処方して、その後は受診されてない方でした。その後ご家族が来られて腰痛のため整形外科にかかっていたとのことでした。
おそらく2回目処方した薬でずっと楽になったため良くなったと思って再診されなかったのだろうと思われます。薬が切れてまた悪化して自殺されたのでしょう。腰痛もひょっとしたらうつの症状だったかもしれません。
うつ病や適応障害による抑うつ状態で自殺されるということは時々あることです。特に日本人は辛くなると自殺をする傾向が強いとのことです。
少し良くなったら受診されなくなるのは男性に多く、自殺も男性が多いです。初診時良くなってもしばらく治療を続けないと再悪化する、しばらく良い状態が続いたらはじめてその後薬を減量、中止すると必ず言っていますが残念ながら受診されなくなる方がおいでます。また悪くなったと再診されたらいいのですが、今回のように不幸な転帰になることもあります。また初診時に長期間の投薬を希望される方も男性に多いです。すぐに良くなるという病気ではないですし、最初は様子を見ながら少しづつ治療増強をしなければ副作用を出しやすいです。症状を見ながら治療していき落ち着てきたら長期の処方になります。最初ゆっくりと薬を増量していったほうが結局早く良くなることが多いです。稀に最初薬の副作用で服用できない方もおいでますが、工夫してなんとか少しづつ薬を増量した行きます。14分の1錠で始めてすっかり良くなり今は薬を中止して元気になっている方もおいでます。
うつはよくある病気ですが、心の風邪などと軽く見ないでほしいです。亡くなることもある病気です。気分が沈む、寝られない、楽しくない、不安感が続く、体がだるい、つらいなどが良くならない時はどこでもかまいませんのできちんと良くなるまで治療してください。再発しなように十分な期間治療をしてください。(4月4日)